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葬儀や弔いについての情報

葬儀で送る側と送られる側

葬儀の前の納棺の儀で欠かせない「納棺師」とは、一体何をするのか?故人の最期を美しく仕上げていくです。体を丁寧に清めた後、故人が普段愛用していた服やお気に入りの着物を着せます。男性なら髭を剃り、口内には綿花を詰めて生前元気だった頃のように頬をふっくらとさせ、水を使用しないシャンプーで髪を整える。他にも爪を切り血色のいいように爪に化粧を施します。中でも「ラストメイク」と呼ばれる最期の化粧は、頬に赤みがさしまだ体温があるような、生前の輝きを持った柔らかい美しさに仕上げていきます。家族でも棺の中の故人の顔を見てはっと息を呑むほど。葬儀を行うにあたって、送る側と送られる側の思いを形にしてくれる大切な存在です。

おくりびとの役目と大切さ

葬儀のイメージが変わった映画「おくりびと」で、この職業について世間に知られる事になりましたが、正式には「納棺師」のこと。映画の中では美しく表現されていましたが、現状はもっと厳しいようです。人間の死を前にして仕事をし続けるわけですから大変なことです。事件や事故など大変な状況のご遺体にも向き合っていかなくてはならないのです。ご遺体に関わる仕事は日本の歴史の上で差別を受けてきた職業なので未だに社会的に認められているものではないという考えの方もいるようです。しかしながら、どんな方にも平等に死は訪れます。差別的な考えをもっている方にも。葬儀を迎える最期の時を精一杯の思いと技術で送り出してくれる「納棺師」の方に改めて感謝と激励を送りたい。